快讯:小虎 发表于 2010-7-9 09:55:22

[10.7.9] 角川抄袭门,葵ゆう[尤贝尔学园谍报科]绝版


2010年6月发售的电击文库系列轻小说《我和她是魔王·勇者·学生会长》,在刚热销不久并拿下第16回电击小说大赏的奖项后,便被读者指出作者哀川让涉嫌抄袭《笨蛋·测验·召唤兽》以及其它若干作品,角川出版社编辑部当即停止并回收了所有书店内的存货,同时在6月10日发售的《电击文库MAGAZINE Vol.14》停载了哀川让的短篇小说,编辑部也发表声明在今后的工作中将致力防范此类现象的再次发生。
  话还晾着不到1个月,同是出自电击文库由葵ゆう著作的轻小说《尤贝尔学园谍报科》系列《第1课主从契约》与《生徒会长与第2课》,也让有心读者们发现了该部作品涉嫌抄袭作者雨川惠作品《艾妮特的秘密手指》的证据,无疑让角川陷入了尴尬局面,在编辑部经过调查后,葵ゆう承认了该事实,原本预计在8月份发售的该系列最终卷事项也被中止了下来,同时葵ゆう也向读者与负责插画的树要老师表示了深深的歉意,进入了冬眠期。角川不得不再次重申,在日后对新人作家的道德教育、培养上,将加大力度,尽力杜绝抄袭事件的复燃。不知读者们做何感想?
 以下附上证据
  尤贝尔 P9
  渾身の愛情で育ててくれた養母――テレジアが天に召されたのは、一週間ほど前のことだ。
  長い間、病をわずらっていた。死の苦しみにとりつかれながらも、
  養母が最期のときまで気にかけていたのは、ひとり残される息子のことばかりだった。
  艾妮特第一卷 P9
  母が息を引き取る間際のことを思い出す。死の苦しみに取りつかれながら、
  母が最後まで気にかけていたのはこの指輪のことだった。
  尤贝尔 P12
  その夜も、きつい酒と温かな食事を求める客たちで、『緑の羽根』亭は盛況だった。
  (略)
  そんななか、取っ手のついた分厚い硝子杯を掲げ、酔客のひとりが「麦酒をくれ!」と声を張りあげた。
  すると他の客たちも、「こっちにも頼むぜ。付け合わせは大盛りでな!」と立てつづけに注文した。
  片手に黒い銀盆を持った黒い給仕服姿のアルベルトは、急いで料理を運んでいく。注文の品を円卓に並べると、
  すぐさまそこを離れて別の席へ向かう。目が回るような忙しさだ。
  養母が病で倒れてから、アルベルトは働かなければならなかった。薬代や生活費を稼がなければならないのだ。
  だから昼間は近所の農場、夜はこの店で働いている。朝から晩まで仕事して、けれど手にするのはわずかな給金。
  食べていくのがやっとだ。しかし文句など言っていられない。このご時世、仕事があるだけマシというものだ。
艾妮特第一卷P11
  きつい酒と質素な食事、僅かな暖さえあれば今日は生命をつなげるのだ。
  その夜も、『雉の尾羽』亭は盛況だった。
  「ビールをくれ、アニー。きついのをな」
  「こないだのパイはまだあるかい? 付け合わせの芋は山盛りで頼むぜ!」
  窓際の席を占めた客が声を張って、硬貨を投げて寄越す。それを器用に受け止めると、毎度どうも、と言い置いて、
  アネットはすぐさまそこを離れた。注文を大声で怒鳴りながら次のテーブルに向かう。目が回るような忙しさだ。
  昼間は工場、夜はこの店で働くのがアネットの毎日だった。酒場が閉まる夜更けまで働いて、けれど手にする給金は僅かなものだ。
  パンとじゃがいもでほとんどが消えてしまう。
  しかしこのご時世、どんな仕事でもそんなものだ。
  尤贝尔 P15-16
  不精ひげは怒鳴った。そのまま絞め殺しかねない勢いで、アルベルトの胸ぐらをつかみあげる。顔をゆがめて、
  もう一方の手をサッと振りあげた。
  (――殴られる!)
  歯を食いしばり、思わず目を閉じる。だが身構えるアルベルトに、覚悟した衝撃は襲ってこなかった。
  代わりに苦しげなうなり声が聞こえ、店内からも動揺を帯びたざわめきがはしる。
  周囲のどよめきに、アルベルトはうっすらと目を開けた。見れば、不精ひげは拳を振りあげたまま固まっている。
  彼の背後から、淡い灰白色の外套をまとった青年が、拳をとめているのだ。
  「こいつに手をだすな。痛い目に遭いたくなかったらな――」
  (略)
  「なんだてめえ……! 関係ねえ奴は引っこんでろ!!」
  「関係なくはない。おまえのせいで俺も痛い思いをしている」
艾妮特第一卷P26-27
  叔父は怒りの形相で彼女を振り向く。顔を歪めて、拳を振り上げた。つい先刻のことが脳裏をかすめ、
  アネットは思わず目を閉じる。
  ――殴られる!
  咄嗟にできたのは、歯を食いしばることだけだった。しかし、身構えるアネットに、予測された衝撃は襲ってこなかった。
  「…………?」
  周囲のどよめきに、恐る恐る目を開けてみる。見れば、目の前の叔父は拳を振り上げたまま、顔を真っ赤にして
  棒立ちになっている。いつの間にか彼女たちの周りには野次馬が群がっていたが、その中にいた誰かが、叔父の背後から拳を止めているのだ。
  「彼女に手を上げるな。腕を失いたくなかったら」
  (略)
  「何だお前! 関係ねえ奴は首を突っ込むな!」
  「関係なくはない。おれは騒々しいのは嫌いだ」
尤贝尔 P30
  まるで蝋燭の炎を吹き消されたかのように、そこから先は記憶にない。
  艾妮特第三卷P100
  まるで明かりが吹き消されたかのように、そこから先は全く記憶にない。
  尤贝尔 P33
  性質の悪い金持ちの悪ふざけに付きあっている暇はない。
  艾妮特第一卷P54
  性質の悪い金持ちの悪ふざけに付き合っている暇はないのだ。
  尤贝尔 P52
  目の前にあるのは、白い石造りの大きな建物だ。壁面に寸分の狂いもなくならぶ窓は、すべて銀色に縁取られている。
  艾妮特第三卷P59
  威圧するように通りを見下ろす巨大な建物、壁面に寸分の狂いもなく並んでいる窓は全て白く縁取られ、壮大さだけでない優雅な印象を与える。
  尤贝尔 P55
  学生寮は、うんざりするほど広かった。アルベルトが住んでいた家なら、ちょっと手を伸ばすだけで
  何にでも触れることができたというのに。半ば泣きたいような気持ちで、フランツのあとをついていく。
艾妮特第一卷P65
  邸宅は、うんざりするほど広かった。ちょっと手を伸ばすだけで、何にでも手が届いたあの屋根裏部屋とは違う。
  アネットは半ば泣きたいような気持ちで、階段を駆け下りた。
  尤贝尔 P56
  高い天井に描かれた天使の模様が、無数に灯された蜜蝋の明かりに照らされて浮かびあがって見えた。
  磨きあげられた石造りの床は曇りひとつなく、鏡のように輝いている。
  艾妮特第三卷P60
  高い天井に描かれた花の紋様が、無数に灯された蜜蝋の明かりに照らされて浮かび上がって見える。
  磨き上げられた床には少しの曇りもなく、鏡のように輝いていた。
  尤贝尔 P57-58
  アルベルトの脳裏に、ついさっきまでの羞恥の記憶がよみがえる。
  (略)
  今こうしてフランツの手で、いい香りのする石けんで洗いたてられている。
  もちろんアルベルトだって、風呂くらい入ったことはある。でも誰かに服を脱がされて
  (自分で脱ぐといってもやめてくれなかった!)、半ば強引に浴槽に浸からされたのは、生まれて初めての経験だ。
  艾妮特第一卷P66
  ついさっきまでの羞恥の記憶が蘇り、アネットはぞっと身震いする。あんなことをされたのは初めてだ――
  他人の手で服を脱がされ、湯の張られた浴槽に浸からされ、いい香りのする石けんで洗い立てられたり、
  縺れた髪を櫛で丹念に梳かされたりしたのは。
  もちろん、風呂に入ったことくらいはある。だが、それは見知らぬ女たちの前で、自分の裸を晒すような儀式ではなかった。
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